メルマガ「人事制度改革」

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■ メルマガ・アーカイブス「2021年11月16日号」からの抜粋

【1】トピック「内製化がもたらす人事制度改革のリスク」⑤
       「信頼性のリスク」

 本シリーズ第5回は「信頼性のリスク」についてお話しいたします。
 人事制度改革は人事制度構築に精通した経営コンサルタントが行うのが一番ですが,予算がない等の理由で自社内で行う場合,さまざまなリスクが伴います。
 人事制度改革は「労働」の評価軸をレガシーなものからその時代に即した基軸に変換すること,つまり労働条件の変更を意味します。そのため,人事制度改革は経営者と社員の信頼関係がなければ実行することはできません。
 入社時に会社と契約した労働契約を勤続の途中で経営者の一方的な都合によって自由に変更することができたとしたら,社員はたまったものではありません。
 社員から人事制度改革を進める実行責任者が信頼性に欠けると思われた時点で優秀人材から会社を見限って離職するかもしれません。
 したがって人事制度改革を行う場合には,実行責任者の信頼性と新人事制度の客観的合理性が担保されて初めて,社員が新人事制度を受容する気持ちになれると思ってください。
 デジタル技術の進化で経営環境が大きく変化する中,企業経営を支える人材要件も変化し,従来型の指導や教育では社員が育たなくなってきました。環境変化に伴って人材育成方法も変化させながら部下の心情に寄り添った指導・育成ができる管理職が求められています。
 経営者と社員の信頼関係は全部門の上司と部下の信頼関係の集積からでき上がるものです。
 その意味で,環境変化のスピードが速くなればなるほど上司たる管理職は環境変化のスピードの速い時代における部下の育成方法について深く考えて計画的に実行することが重要になるのです。

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【2】コラム「ファミマで活躍する自律型ロボット」
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 2006年頃から「シンギュラリティ」という言葉がマスコミに登場するようになりました。AI(人工知能)が人間の能力を超える分岐点のことを指すこの言葉は15年経った今,現実味を帯びてきました。
 ファミリーマートの陳列棚の缶ジュースやペットボトルの補充を自律型の陳列ロボットが店員に代わって行う画像が話題を呼んでいます。
 このロボットはAI(人工知能)を搭載し4台のカメラを設置したアーㇺ(腕)で商品を識別し,陳列棚の裏に敷かれたレール上を移動し,少なくなった商品の補充を行うことができるといいます。
 まさに判断能力を備えているという意味で「自律型ロボット」といえるのではないでしょうか。
 このロボットのおかげで店員の仕事は大幅に軽減されるといいます。店員は陳列棚の裏に商品を置くだけでよくなり,1日2~3時間分の業務の削減につながるそうです。
 少子高齢化の影響で人手不足感が高まる中,高齢者や女性が働く環境を改善するのに役立つ事例といえます。
 他方,近年のデジタル技術の発展で自動車メーカーが研究開発を進めている自動運転システムは,ドライバーの運転中のあらゆる行動を予測して自動化により起きるリスクを回避するプログラムを備えているといいます。
 これらの事例のように,AIが人間の能力を超える近未来は現実になりつつあるように思えますが,今の段階ではすべて人間が考えたプログラムでロボットの行動を操作しているに過ぎません。
 むしろAIが人間を支配することを恐れるよりも,無計画で場当たり的な行動が失敗をもたらすということに気づき,自分の行動の結果を考えてから行動するという仮説思考を持つことが重要であると思います。
 読者の皆様は,「計画を立ててから実行する」とか「よく考えてから行動する」というフレーズは何度も耳にしたことがあると思いますが,それができているかどうか,今一度振り返ってみてはどうでしょうか。
 それこそ「できることからやる」ではなく,「やるべきことからやる」習慣を身につけたいものです。


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